⒈二階堂先輩との恋
ピロリンーーー・・・
時刻は夜中の2時。
寝かけていた私は、目をこすりながらLINEを開いた。
「誰ぇ…………」
【二階堂先輩:何してんのー】
「……………………」
「……………………」
「せ、せんぱッ…!?!?!?!?」
【二階堂先輩:無視?】
あ…………やばい。
LINEが来た瞬間…既読を付けてしまっていた。
「返さなきゃ」
~~~~♪(着信)
ひぃぃぃぃぃぃ!!!
電話きたどうしよどうしよぉぉぉぉ!!!
~~~~♪(着信)
「も、もしもし」
『なんで無視すんの』
「い、いや別に…」
『てかまだ起きてるの?遅くない?』
「せ、先輩こそ、遅いですね」
『飲み会だったの。サークルの。この前ダンスの大会あったでしょ?あれの打ち上げもかねての』
「お、お疲れ様です…」
電話越しに聞く二階堂先輩の声は、お酒のせいか、夜中のせいか、いつもよかすれていた。
でもそれが心地よかった。
「てかなんで…電話…」
『暇でしょ?』
「ひ、暇じゃないです!!!」
『もう少し付き合ってよ』
「…………仕方ないですね」
私って、、、、、、可愛くないな。
『〇〇ってほんと可愛くないよね』
「失礼ですね!」
『そんなんじゃ彼氏できないよ』
「・・・・・」
『あれ、黙った』
「怒ったんです」
『ごめんごめん。嘘だよ。………ほんとだよ』
「先輩!!!!(怒)」
キャハハッと、ちょっと高くてかすれた声で先輩が笑った。
笑い声だけで、先輩の声だけで、今先輩がどんな顔して笑ってるのか、、、想像できちゃうくらい(キモいな)私は二階堂先輩に恋してるんです。
『じゃ、もう着くから切るね』
「ほんと自分勝手ですね」
『〇〇だからできるの』
「それって……褒められてます?」
『あ!そうだ、明日の練習見に来れる?明日から今度の大会でやる新作ダンスの練習が始まるの』
「へぇ」
『16時からだから!じゃおやすみ!』
「ちょ、まっ
ーーー・・・ブチッ
「…………………………切れた」
「何なのよもぉーーーーー!!!」
ピロリンーーー・・・
【二階堂先輩:待ってるね~😆✨✨✨】
「………ほんと」
「自分勝手なんだから」
スタンプだけ返すと、私はiPhoneを握りしめながら布団にもぐった。
眠気なんてもうどっか行った。
“そんなんじゃ彼氏できないよ”
そんなんじゃなくても、できるはずない。
二階堂先輩に恋してる限り、できるはずない。
「二階堂先輩じゃなきゃ、、、やだ」
なんて、もちろん言えるはずもなく。
てか………そもそも私………先輩の前だと“好き”ってことがばれないように意地はっちゃってさ!!!ツンツンしちゃってさ!!!
バッカみたい!!!
でも………先輩も先輩だよ。
私なんかに構わなきゃいいのに。
そもそも構っちゃダメじゃん。
だって
二階堂先輩には、、、
二階堂先輩には、、、
彼女が、、、いるんだから。
ーーー・・・続く
お久しぶりですぅ〜!!
現実なのか妄想なのかわからないくらいには(割と危険状態)二階堂先輩で妄想しすぎている毎日で、今までツイッターの下書き(妄想ストック)に貯めまくってたんですけど、あまりにも長すぎるわということで、ここにぶちまけることにしました。
“ピキラの二階堂先輩に恋する大学生”が設定っていう意味わからない妄想になると思いますが、完全なる自己満でぶっ込んでいきますので読んでも読まなくてもあたたかく見守っていただけると嬉しいです〜
ということでバイバイ〜!(軽)
ぴゆこ